乳がんとは

乳がんは乳腺の組織にできるがんで、多くは乳管から発生しますが、一部は小葉から発生します。また、乳腺以外の乳房の組織から発生することもあります。
乳がんの主な症状は、乳房のしこりです。自分で乳房を触ることで気付く場合もあります。ほかには、乳房にくぼみができる、乳頭や乳輪がただれる、左右の乳房の形が非対称になる、乳頭から分泌物が出るなどがあります。
乳房のしこりは、乳腺症など、乳がん以外の原因によって発生することもあります。
気になる症状がある場合は、早めに乳腺科、乳腺外科などで乳腺専門医の診察を受け、早期発見につなげましょう。
進行すると、がん細胞は周りの組織を壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れなどに乗って転移することもあります。転移しやすい場所は乳房の近くのリンパ節、骨、肝臓、肺、脳などです。
乳がんは男性にも発生することがあり、女性と同様、多くの場合乳管から発生します。男性乳がんに対する治療の流れは、基本的には女性乳がんと同じです。
また、男性乳がんの予後は女性乳がんと比べて大きな差はありません。
      


図1 乳房の構造図















【参考リンク】
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