病気に対する新しい薬や治療は、その安全性や有効性が確認されてはじめて標準的な治療として確立します。
既存の薬や治療法より有効であると期待される新しい薬や治療は、安全に実施できるのか、期待された通りの効果を発揮するのかを、多くの患者さんの協力を得て調べなければなりません。

また、新しいお薬や治療法を標準的な治療と確立していくためには、患者さんの経験した副作用や治療の効き目を正確に記録し、正しく分析しなければなりません。
このように、新しい治療法の安全性と有効性を科学的に調べる研究が「治験」と呼ばれるものです。

那覇西クリニック治験データ管理室では、沖縄県で乳癌の治療を受けている方々が最新の治療を受けられるよう、積極的に臨床研究に取り組んでいます。
現在は、全国数十施設しか参加できない新しいお薬の研究に参加しており、条件に合った患者さんがいた場合、沖縄県内では那覇西クリニックのみで新しいお薬の治療を受けることもできます。

当院では3名の専門スタッフ(治験コーディネーター)が、研究にご参加いただく患者さんに安全で充分な配慮がなされるよう、患者さんやご家族のサポートをしております。