テレビや新聞等で目にする「乳がん検診」。実際どのような検査をするのかご存知ですか？乳房の検査に「マンモグラフィ」という検査があります。マンモグラフィは乳房のX線撮影です。専用の装置を使い、乳房を片方ずつ直に挟みX線を用いて撮影します。乳房の中には乳腺組織や脂肪などがあり、そこに隠れている腫瘤や石灰化を写し出す為に出来るだけ乳房を薄く引き伸ばして撮影します。

この検査では乳房を圧迫する為、多少痛みを伴いますが、痛みの感じ方は「乳腺の状態」や「乳房の張り」、「乳腺症の有無」「緊張での体の硬直」「体調」･･･などさまざまな要因に左右され個人差があります。挟むといっても実際挟まれている時間はわずかですので無理のない程度で我慢して頂き、肩の力を抜いてリラックスした状態で受けて頂きたいです。

乳房の厚さは薄くした方が中の組織も観察し易く、乳房への被曝線量も減りメリットが大きいです。怖がらずにマンモグラフィ検査を受けてみて下さいね。私たちも「受けてよかった。」と思って頂けるような検査が出来るように頑張ります。